こんにちは!
国語講師のまみです。
子供の受験で「作文」がありました!
「作文」ってどういう試験科目なのかしら・・?
一体なにが評価されるの?
中学入試、高校入試で「作文」が課されることが多くなりましたね!
「作文とは何を評価する試験なのか」
この記事では、この点について、解説します!
\ この記事を書いた人 /
オンライン国語講師まみ
- 東京の国立大学(教育学部)卒業
- 大手メーカーにて人事労務・採用を経験。
- 独学で教員採用試験を受け一発合格。東京都立高校国語教員として約10年教壇に立つ。
- 夫の海外赴任に同行するため教職を退職し、オンライン国語塾を立ち上げる。
- 進路の相談を受けるため国家資格キャリアコンサルタント取得。
海外在中。オンラインで国語を教えています✨
中学入試から大学入試、国公立医学部まで対応しています。
得意分野は作文(適性検査や帰国子女作文)・小論文・古文です。
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「作文」って正解がなく、一律な評価がしにくいイメージがありますよね。
でも作文は一問一答形式のペーパーテストよりも、
あらゆる能力を評価することができるのです!
では何を評価するのか、ポイントを5つお伝えします。
作文の重要性を理解して、効果的な対策を講じることが、合格への第一歩となります✨
①表現力や論理力が評価できる!
作文は受験生の表現力を直接評価する手段です。
自分の考えや意見を論理的に、かつ分かりやすく表現する能力は、
将来の学業や社会生活においても重要なスキルです。
理由を的確に伝えたり、具体例を用いて分かりやすく表現したりと、
豊かな表現力を身につけることが、中学入試の作文対策では欠かせません。
自分の伝えたい脳内のイメージを、的確に言語化するのは、
結構難しい作業です。
言いたいことを「わかりやすく」「相手が納得できるように」表現できているか
それが重要です。
②理解力を評価できる!
中学入試における作文では、
問題の指示を正確に理解し、それに基づいて適切に文章を構成する能力が非常に重要です。
受験生の理解力や問題に対する適応力を評価するすることができます。
たとえば「課題文を要約しなさい」という内容なのに、自分の意見を書いてしまったり、
「具体的な経験を書きなさい」とあるのに、体験談が漏れたりと、意外にも問題を理解していない人が多いのです。
どんなに良い作文を書いても、指示に沿っていなければ
大幅な減点になります💦
指示を的確にとらえる練習も必要です!
③個性や独自性を評価できる!
作文を通じて、受験生の個性や独自の視点を評価することができます。
定型化された回答ではなく、自由な発想や創造性を持って表現できるかが問われます。
他の受験生と差別化できる個性豊かな作文が、高い評価につながります。
定型文、ありきたりな作文でも、
ある程度の点は取れます。(例えば60点/100点)くらいと想像してください。
しかし考えてみてください。
100人受験者がいて、80人くらいが同じような文章を書いてきたら、
差がつかないですよね。差がつかない=合格できない・・になっていまいます。
ちなみに個性=奇抜な発想ではありません。
自分ごととして、しっかり問題に向き合っているか、それが重要です。
④文章力の基礎を評価できる!
正確な文法や語彙の使い方、適切な文章構成など、基本的な文章力が評価されます。
これらの基礎力は、一朝一夕で身に付くものではありません。
コツコツと勉強し、うっかりミスを無くせるようにしましょう。
⑤意欲を評価できる!
作文の内容から、受験生の学習に対する意欲や姿勢、心構えを読み取ることができます。
自分の経験や将来の目標に対する真摯な思いが感じられる作文は、評価が高くなります。
前向きな姿勢で作文に取り組むことが重要です。
作文も他教科と同じで、準備をすればするほど、
対策をすればするほど、良いものに仕上がっていきます。
準備を沢山した=良い作文になる=意欲が高い!
ということが証明できるのです。
「作文で評価される5つのポイント!」
①作文では、論理力や表現力が評価される。
②作文では、指示の理解力が評価される。
③作文では、個性や独自性が評価される。
④作文では、文章力の基礎力が評価される。
⑤作文では、受験生の意欲が評価される。
いかがでしたか?
一問一答のペーパーテストでは
「勉強をしたか・してないか」しか判断できません。
しかし作文は、あらゆる能力を評価することができます。
今後、文章を書かせる作文や小論文といった試験形態は増えていくでしょう😊
適切に対策を行って、合格を目指しましょう✨