学習院女子中学校の帰国子女入試:作文対策ガイド

mami
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こんにちは!

 

国語講師のまみです。

ほごしゃ
ほごしゃ

学習院女子中学校の帰国子女入試を受験します!

 

「作文」が試験科目にあるらしいのですが、

 

どんなふうに問題が出されるのかしら・・

mami
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帰国子女の作文は、通常の入試作文より情報が少ないですよね💦

 

まずは学校の出題傾向を知ることから、対策を始めると良いでしょう。

 

この記事では、学習院女子中学校の帰国子女入試の作文について、細かく解説します

最後に模範解答もありますので、参考にしてくださいね!

 

 \ この記事を書いた人 / 

オンライン国語講師まみ

  • 東京の国立大学(教育学部)卒業
  • 大手メーカーにて人事労務・採用を経験。
  • 独学で教員採用試験を受け一発合格。東京都立高校国語教員として約10年教壇に立つ。
  • 夫の海外赴任に同行するため教職を退職し、オンライン国語塾を立ち上げる。
  • 進路の相談を受けるため国家資格キャリアコンサルタント取得。

海外在中。オンラインで国語を教えています✨

中学入試から大学入試、国公立医学部まで対応しています。

得意分野は作文(適性検査や帰国子女作文)・小論文・古文です。


①学習院女子中学校 帰国子女入試の選考方法

 

 

ほごしゃ
ほごしゃ

作文と国語、算数の3教科ですね!

国語の試験対策だけで良いかしら・・

mami
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学習院女子中学校の帰国子女入試は、作文が80点分と高く設けられています!

作文もしっかりとした対策が必要といえるでしょう。

 

 

② 学習院女子中学校の帰国子女、直近3年の作文過去問

mami
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試験対策を成功させるためには、まず相手(出題者や学校)の傾向を知ることが重要です。

学習院女子中学校の過去三年の過去問を確認して、

学校の出題傾向を知っていきましょう。

 

 

〇過去の出題例

2023年(50分 1000字程度)

 

新型コロナウイルスの感染拡大は、私たちの生活に多くの変化をもたらしました。

さまざまな変化の中で、あなたはどのような経験をし、どのようなことに気付くことができましたか。

具体的な内容を1つ挙げ、くわしく説明しなさい。

 

2022年(50分 1000字程度)

 

おもてなし(もてなし)」とは、人に対する心のこもった対応を意味します。お客さまが、あなたの家に来ることになりました。あなたはどのようにその人におもてなしをしたいですか。あなたの住んでいた(住んでいる)国での経験をふまえて、理由をふくめてできるだけくわしく書きなさい。お客様は、どの国の方でもかまいません。

 

2021年(50分 1000字程度)

 

同い年の女の子が、あなたの滞在していた国に行くことになりました。

生活が充実するためにアドバイスを2つしてください。

アドバイスには、あなたの経験と、なぜそれを選んだかを記載してください。

ただし、「現地の言葉を勉強する」は選んではいけません。

 

〇出題傾向のまとめ

🍀個人的な海外の経験に基づくテーマが多い。

🍀海外経験をした子が、帰国後にどのような行動・思考をとるか確認する内容が多い。

mami
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海外の体験をどう思ったかではなくて、

海外を経験して、子供がどのように成長したか、そこを確認する試験です。


③ 作文の例文・模範解答

 

mami
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それでは実際に学習院女子中学校の帰国子女作文を解いてみましょう!

模範解答も載せますので、ぜひ参考にしたくださいね✨

 

 

〇問題例

同い年の女の子が、あなたの滞在していた国に行くことになりました。生活が充実するためにアドバイスを2つしてください。アドバイスには、あなたの経験と、なぜそれを選んだかを記載してください。ただし、「現地の言葉を勉強する」は選んではいけません。(2021年過去問)

 

 

〇解き方のポイント

mami
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まず設問を確認し、書かねばならない内容を把握します。

①生活が充実するためのアドバイスを2つ書く

※現地の言葉を勉強する以外

②「①」の根拠として自分の経験を必ず書く

③「①」の根拠として、理由も明確に書く

この3点は必ず入れていきましょう!

mami
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次に構成を検討します。

 

①序論(話題の明示)

②本論(根拠1 体験+理由)

③本論(根拠2 体験+理由)

④結論(話題のまとめと、今後の展望)

話題が2つ求められていますので、4段落構成が良いでしょう✨

mami
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話題を選ぶ時のポイントです。

できる限り「一般論につなげられる話題」を選ぶようにしましょう💡

たとえば体験談が「現地の人に沢山話しかけたことで、友達が増えた」のであれば、

一般論は「積極的にコミュニケーションを取ることで、国の垣根を越えて、分かりあえる」等

言いかえることができます。

 

 

〇学習院女子中学校の帰国子女作文の模範解答

序論

私はトルコ共和国に3年間住んでいました。この国に滞在する予定の女の子に、生活が充実するためのアドバイスを2つするならば、次の2つを伝えたいです。1つ目は現地の人に積極的にあいさつをしてほしいということです。そして2つ目は、日本人学校に通うならば、日本では中々経験できない「リーダーの経験」を楽しんでほしいことです。この2つを選んだ理由を、私の経験をふまえながら書きたいと思います。

本論

まず現地の人に積極的にあいさつすることについてです。これを選んだ理由は、あいさつは、現地の人々との交流のきっかけになるからです。トルコの人は子供をとてもかわいがる文化の国であり、あいさつをするだけでも、笑顔でとても喜んでくれます。私もお母さんとトルコの市場に買い物に行った時に、お店の人に、トルコ語で「メルハバ!(こんにちは!)」とあいさつをしました。そうすると、お店の人達は、とてもやさしい笑顔になり、まるで自分の子供や孫のようにかわいがりながら、色々と話かけてくれました。私は最初、話しかけることに消極的でしたが、次第に積極的にあいさつをするようになりました。人はあいさつをすることで、異文化間でも良い関係を作っていけるのだと知ることができました。

本論

次に「リーダーの経験を楽しむこと」についてです。これを選んだ理由は、リーダーを経験したことで、自分もできるんだと、自信がつくからです。私が通っていた日本人学校は小学校中学校あわせて30人しか生徒がいません。よって学年ごとの行事よりも、他学年と合同の行事が多いです。特に高学年になると、リーダーの役割を必ずまかされます。私は運動会のチームリーダーを務めたことがあります。最初は人の前に立つことが恥ずかしいと感じていました。しかし練習を重ね、自分の指示でみんなが団結する様子をみて、リーダーの役に誇らしい気持ちを感じました。この体験が「自分にもできる。」という自信を与えてくれました。

結論

以上が、私が伝えたい2つのことです。異文化の人とあいさつことは、交流をするためのきっかけ作りとなります。リーダーになることで、自分に自信がつき、他のことにも挑戦してみようという自信を持つことができます。私はこの2つの経験によって、積極的に自分から声をかけること、リーダーとして動いていく自信を身に着けることができまし。この力を活かして、中学校生活でもさらに成長していきたいと思っています。


まとめ

 

mami
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学習院女子中学校の帰国子女入試では、作文が重要な評価項目となります。

過去問を参考にし、具体的なエピソードを交えた論理的な構成で書くことが成功の鍵です。

保護者の皆さんも、子どもの作文練習をサポートし、良い結果を目指しましょう。

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