こんにちは!
国語講師のまみです✨
この記事を読んでわかること
・中学入試の作文の対策、いつから始めるべきかわかる!
・学校作文と中学入試作文の違いがわかる!
うちの子、中学受験で作文を使う予定です。
一体いつから勉強すれば良いでしょうか・・
作文試験、どうやっていくべきか、心配ですよね。
この記事を読んで、計画的に対策ができるようになりましょう✨
中学受験であれば、ずばり小学5年の春にははじめましょう!
小学四年生でも良いでしょう。
小6ではきびしいですか?
6年生では少し遅いです。
受験の2年前からスタートさせるには、いくつか理由があります。
ご説明します。
①作文は毎日は書かない
お子様は毎日勉強されていますか?
そうですね。算数の計算問題は、かならずやっています。
では作文は毎日書かれていますか?
いいえ。
(書くわけないじゃない!何なら書き方も分かってないわ!)
算数や国語は毎日学習するお子様が多いですが、
作文を毎日書くお子様は少ないですよね。
(講師としても「毎日書く」ことをお勧めするわけではありません。)
そのため他教科で「1年前から取り組む」と、作文を「1年前から取り組む」では、
圧倒的な学習時間の差が生まれます。
端的にいうと、1年前からでは間に合わない可能性があります。
②学校で習わない
「作文」は学校で習わないということ、ご存じですか?
え!でもよく「運動会の感想文」とか「読書感想文」書いていますよね。
そうですね。確かに作文を書く機会は、度々あると思います。
でも実は「中学入試の作文」と「学校で自由に書く作文」は異なるものなんです。
そして「中学入試の作文」については、小学校でほとんど扱いません。
具体的にどう違うのですか?
具体的には次の通りです。
中学入試作文 | 学校で書く作文 |
採点者を意識して書く | 採点者を意識しないで書く |
採点基準がある | 採点基準がない |
「考え」が中心となる | 「感情」が中心となる |
考えに理由が必要となる | 感情に理由は必要ない |
確かにこうしてみると、大分違いますね・・💦
実は歴史的な背景としては、遠い遠い昔に文科省が
「作文を採点してはならん!(道徳的な位置づけだから)」と通達したことがあるんです。
それが慣習化され、作文=自由に書くもの=採点しないもの
と学校現場では位置づけられています。
つまり中学入試の作文とは全く次元の異なるものなんです。、
全く習ったことのない教科ですから、対策には時間がかかると思ってください。
③高学年が作文の旬!
今までのお話しですと、早くから始めるべきなのはわかりました。
じゃあ低学年から対策しておくべきなのかしら?
もちろん勉強自体は低学年からするべきですね。
語彙や漢字、書くことへの苦手払拭、やることはたくさんあります。
ただし「受験向け作文」は、早くて小4、通常小5くらいからがお勧めです。
どうしてですか?
中学受験では「抽象的な意見」が必要になります。
たとえば「この前、友達に自分の意見を反対されて嫌だった」は個人の具体的な意見ですが、
「この前、友達に自分の意見を反対されて嫌な気持ちがしたが、自分とは異なる視点も知ることができた。あらゆる視点でものごとを考えることが必要だと知った」となれば抽象的な意見です。
低学年で「抽象的な意見」をもつことが難しいです。
よって思考が整ってくる高学年が、作文に最も適した学年だといえます。
わかりました!
いかがでしたか?
作文の対策、いつからやるべきかご理解いただけたでしょうか✨
またお会いしましょう!