こんにちは!国語教師のmamiです。
読むだけで文章が上達するコツ【5つ】
言いたいことを伝えられる文章が書けません。
気持ちを文章化するのは難しいよね。
でも小論文は採点者が読んで合否を付ける。
だから「相手にとって読み易い」「相手に伝わり易い」ことが一番大切だよ。
どうすれば伝わり易い文章が書けますか?
それでは「文章が上達するテクニック」をお伝えするよ。
Table of Contents
1:一文を短くする。
私が高校時代に力を入れたことは、野球部に所属したことであり、特に3年次には主将として、後輩50人を指揮するポジションとなり、チームワークを向上させる練習メニューを考案することに注力した。
どこが問題かわかるかな?
何だかごちゃごちゃしてますね。
その通り。
文章は長くなればなるほど、伝わりにくくなる。
できる限り「、」を2つ以内に収めると、分かりやすい文章になるよ。・
2:曖昧な表現を避ける
我々の野球チームは、相手に勝てるかもしれないと言える能力を持っているであろう。
さて、この文章はどうかな?
勝てるんだか、勝てないんだか、分かりにくいですね。
その通り。日本人は曖昧な表現をする「習慣」があるけど、
小論文で曖昧な表現はNG。絶対に避けよう。
具体的に避ける言い方はありますか?
「~だろうと思われる」
「~ではないだろうか」
「~と言えるであろう」
等が良く使いがちな曖昧表現だよ。
根拠さえしっかりしていれば、「~である!」と言い切って問題ない。
3:不要な表現を削る
我々チームに必要なものは何であろうか。そのように考えて始めて、欠落していた部分に気づくことができた。我々のチームには「協調性」が足りなかったのだ。
なんだか良い文章な気がしますが・・
小説や作文なら問題ないね。
しかし小論文では「同じことの繰り返し」
「不必要な装飾」は全く不要。減点の対象だよ。
この文章を修正するとどうなりますか?
「我々のチームに協調性が欠落していた」だけで十分。
不要な字数を削って、大事な部分にボリュームを付けよう。
4:具体的に書く
私達は試合に勝つために、様々な特訓を行った。そしてついに試合に勝つことができた。この経験から多くのことを学ぶことができた。
何だか自分も書きそうです。。
「様々な」「多くのこと」これらは全く具体的ではないね。
どんな練習をしたのか、具体的に学んだことは何か、
しっかりと明記しよう。
どうすれば具体的になりますか?
「数字」「事実」「固有名詞」
これらを入れると具体的になるよ。
5:出題内容からずらさない
◆お題:チーム競技に必要だと思う事を書きなさい。
チーム競技には協調性は必要不可欠だ。なぜなら・・(中略)
私は高校の部活動で「協調性を育んだ」この経験を活かして、教員として活躍していきたい。
これはどこが問題でしょう?
え?何だかまとまっている文章ですが・・
この文章の「お題」は何だったかな?
えっと。「チーム競技に必要だと思う事」です。
そうだね。「あなたの将来の目標を書きなさい」なんていわれていない。
よく文末に「将来の目標」を書く人がいる。
しかし問題文で求められていなければ、書いてはいけないよ。
なるほど。
どれも書いてしまいそうなものばかりでした!
この5つのコツを気にするだけでも、文章力がぐんとUPします。
常に気にしてみてください。
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